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高機能バイオ炭で農作物の収量増と炭素固定を両立

高機能バイオ炭の開発・販売を行うTOWINGと三菱総合研究所は2024年12月10日、TOWINGが開発した高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を散布することで、農作物の収量増と炭素固定が両立することを確認したと発表しました。


両社は同年3月から11月にかけて、宮崎県にある2か所の圃場で、カーボンファーミングの実証実験を行いました。カーボンファーミングとは、大気中のCO2を土壌に取り込んで、農地の土壌の質を向上させ、温室効果ガスの排出削減を目指す農法です。


今回の実証実験では、合計15アールのサトイモ畑に、CO2換算で1.3トン分の宙炭が散布されました。その結果、宙炭を散布しなかった場所と比較して、生育過程における根の成長が著しく、サトイモの一株当たりの重量が12%増加したとのことです。


両社は今後、本技術の社会実装に向けて、バリューチェーン構築や経済性確保の課題を解決すべく、地域内資源循環の創出を目指し、有機性廃棄物由来の高機能バイオ炭製造など、さまざまな取り組みを推進するとしています。


<参照情報>

(1) プレスリリース

三菱総合研究所とTOWING、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」による収量増加と環境負荷低減の両立を実証

 
 
 

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