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株式会社TOWING 農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業にて約12.5億円の採択を発表



稲の苗づくり
Image by 南斗遊星

株式会社TOWINGは、2024年1月12日、農林水産省の中小企業イノベーション創出推進事業で、交付限度総額約12.5億円の採択を受けたことをプレスリリースで発表しました。採択を受けた事業は、温室効果ガスを削減する高機能バイオ炭を大量に製造するためのプロセス開発と農地での実証に焦点を当てています。


廃棄予定のバイオマスから作られるバイオ炭は、温室効果ガスを大幅に削減し、農地に施用することでさまざまな農作物の栽培に役立ちます。しかし、過剰な施用は土壌のpH上昇を招くこともあります。名古屋大学からスタートした同社は、そうした背景を踏まえて、酸性度が中性に近い高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発しました。この高機能バイオ炭は大量に農地に施用しても土壌酸性度を維持し、かつ有機肥料の使用効率を高めたり、土壌病害菌の増殖を防ぐ効果があることを同社の試験で確認しています。


持続可能な食料生産システムの実現を目指す同社は、高機能バイオ炭の大量生産と効率化、低コスト化を通じて、農業を行う人々の利益を増加させ、温室効果ガスの削減に寄与したいと語っています。



<参照情報>

PR TIMES「株式会社TOWING 約12.5億円で採択、農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)」(プレスリリース)

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