バイオ炭の製造・販売事業を展開するTOWINGは2023年10月31日、Green Carbonが運営する稲作コンソーシアムに加盟したことを発表しました。両社のリソースやノウハウを活かし、カーボンクレジットの創出拡大、温室効果ガス削減への貢献を目指します。
TOWINGは、これまでは廃棄・焼却されていた炭化物を有効に活用する取り組みを進めています。植物残渣や食品加工残渣などを炭化し、独自スクリーニングした土壌微生物を付加して有機肥料で培養することで、高機能バイオ炭として再生する技術を開発しました。
Green Carbonは、カーボンクレジット創出から登録、販売までをサポートする事業を展開しています。水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出プロジェクトを継続中で、連携している農家が保有する水田の総面積は7,000ヘクタールに上ります。
今回、TOWINGとGreen Carbonが連携することで、稲作過程で生じるもみ殻を利用した高機能バイオ炭活用の拡大を図ります。TOWINGは高機能バイオ炭を従来の育苗培土と同価格帯で提供することを目指しているため、J-クレジット創出により生産者の利益が向上することで、持続可能な取り組みになることが期待されます。
<参照情報>
(1) プレスリリース(2023.10.31)
株式会社TOWINGがGreen Carbon株式会社の運営する稲作コンソーシアムに加盟バイオ炭・水田の中干し延長のクレジット創出で連携
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