外来樹をバイオ炭にー米カリフォルニア州で進む湿地保全と山火事対策
- 4 日前
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米カリフォルニア州のエルクホーン・スラウ財団は2026年2月5日、外来樹木であるユーカリの伐採木を活用したバイオ炭づくりと、その農業利用に関する取り組みを発表しました。
同州中部沿岸の塩生湿地、エルクホーン・スラウ周辺では、ユーカリの木が分布しており、生態系の回復や山火事リスク低減の観点から除去が進められています。
今回の取り組みは、ユーカリを伐採することで、その地域本来の生態系を取り戻し、その伐採木を炭化して資源として活用するというもので、カリフォルニア州森林防火局(CAL FIRE)の助成金を受け、地元企業らと連携して進められています。バイオ炭の生産は、地元の林業会社が請け負い、移動式の炭化設備を使用しています。
カリフォルニア州立大学の研究者も取り組みに参加しており、現在、近隣の有機農場で2年目に入る圃場研究が行われています。2023年には同財団がユーカリ約8,000トンを200トンのバイオ炭に転換しており、現在の研究はそのバイオ炭を用いて実施されています。ユーカリ由来のバイオ炭を対象としたこうした圃場研究は米国初の取り組みとされています。
CAL FIREの担当者は「生態系の回復と山火事予防は密接に関係している。このプロジェクトは、山火事に強い自然環境を整え、流域を守りながら生息地を改善し、地域の安全も高めている」と話しています。 <参照情報> Making Biochar From Invasive Trees https://elkhornslough.org/blog/making-biochar-from-invasive-trees/




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