インドネシアのボゴール農科大学、バイオ炭・キトサン・海藻を主原料とするオールインワンの育苗培土「SwitBio」を開発
- nakamorimasashige

- 4 日前
- 読了時間: 1分
インドネシアのボゴール農科大学は2025年10月18日、同大学の学生が開発した革新的な製品「SwitBio」を発表しました。SwitBioは、バイオ炭、キトサン、海藻を主原料とするオールインワンの育苗培土であり、従来の非効率で環境への配慮がない育苗培土の問題に対処するために開発されたものです。その主な利点は、湿度水準に応じて色が変わるウコン由来の天然の湿度指示剤(相対湿度インジケーター)にあります。この特徴のおかげで、的確な水やりの時間が分かって節水ができるうえに、育苗の効率アップも可能となります。
SwitBioは、損益分岐点(BEP)に到達しており、市場でのビジネスとしての実現可能性が証明されています。また、学界で需要があるだけでなく、地域の農家でも使用されており、環境教育のツールとして採用している学校もあります。
研究チームは事業開発を強化するために、イノベーション保護の形でこの製品の特許を登録しています。そしてさらに前進するために、SwitBioを、同大学の学生がインドネシアの持続可能な農業に貢献している真の象徴とすべく、市場範囲と生産能力の拡大に向けて尽力しています。
<参照情報> IPB University Students Create SwitBio: All-in-One Seedling Medium with Natural RH-Indicator from Turmeric https://www.ipb.ac.id/news/index/2025/10/ipb-university-students-create-switbio-all-in-one-seedling-medium-with-natural-rh-indicator-from-turmeric/




コメント