英国、食品廃棄物の50%をバイオ炭に変換できれば、2030年までに年間9万3千トンのCO₂削減も可能に
- nakamorimasashige

- 12 分前
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英国ノッティンガム大学工学部は2025年5月、食品廃棄物をバイオ炭に変換することで、2030年には年間約9万3千トンのCO₂削減が可能になるという研究結果を発表しました。この研究は、バイオガス生産の過程で生じる食品廃棄物の消化残さをバイオ炭へ変換する技術を評価したもので、この方法により1トンのバイオ炭で最大1.2トンのCO₂を封じ込めることができるとしています。
英国全体で食品廃棄物の50%を活用できれば、2030年までに年間約9万3千トンのCO₂を固定できると試算しており、この規模を実現するには、年間2万トン規模のバイオ炭生産施設を28か所設置する必要があるとしています。研究チームは、これまで価値が低く扱いにくいとされてきた消化残さを、低コストで効果の高い気候対策資源に変えられると述べています。
<参照情報> Converting food waste into biochar could cut 93,000 tonnes of CO₂ annually by 2030, new study shows https://www.nottingham.ac.uk/news/biochar




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