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ヒトの排泄物の力で作物増収&温室効果ガス削減へ


Photo by Marcy Wilder on Unsplash
Photo by Marcy Wilder on Unsplash

米コーネル大学の研究者らが2025年8月に発表した論文によると、食物残渣や人・家畜の排泄物をバイオ炭化して農地に施用すれば、温室効果ガス排出や富栄養化を低減しながら、持続可能な作物の生産につなげられる可能性があるとしています。


バイオ炭化により、重量・体積が大幅に減少するため、保管・輸送コストは下がります。また、農地に施用することで、栄養素を生産から加工・消費に至るまで再分配できるようになるとしています。


窒素の場合、尿も含めると現在の世界の窒素施用量の16〜17%に相当し、土壌改良や栄養の保持にも効果的としています。こうした循環型農業の実現には、公民連携の取り組みにより、民間投資を促す市場化可能な製品の開発が必要であると提案しています。


<参照情報> Biochar in the circular bionutrient economy https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2503668122

 
 
 

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