バイオ炭、綿花畑の土と水を改善
- nakamorimasashige

- 10月30日
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米ミズーリ大学は、サトウキビ残渣由来のバイオ炭を綿花畑に施用し、その効果を検証した研究結果を発表しました。綿花を栽培する土壌はたいてい構造が弱く、水や養分を保持しにくいため、多量の灌漑や施肥が必要とされています。
研究では、バイオ炭を加えることで土壌構造が安定し、水分や栄養分の保持力が高まることが確認されました。さらに休閑期において、硝酸態窒素の地下水への流出を最大87%抑え、水質改善にもつながることが明らかになったとしています。実験は、綿花栽培が盛んなミシシッピ川下流のデルタ地域で行われ、今後は実際の農場での応用やトウモロコシ・大豆など他作物への展開も検討されています。
<参照情報> Biochar improves soil health for cotton production, study confirms https://showme.missouri.edu/2025/biochar-improves-soil-health-for-cotton-production-study-confirms/ Biochar impact on soil properties and soil solution nutrient concentrations under cotton production



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