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果物由来のバイオ炭、有害化学物質を高速除去


インド工科大学は2025年3月、パイナップルとスイートライムから生産したバイオ炭を用いて、工業排水中の有害な化学物質を低コストかつ持続可能に除去する方法を開発したことを発表しました。


対象のニトロ芳香族化合物(多様な化学工業製品の製造に伴って発生する有害な汚染物質)で試験したところ、パイナップル由来のバイオ炭では99%、スイートライム由来では97%が、わずか5分で除去されました。さらに、両バイオ炭は複数回の再利用でも高い性能を維持していました。この方法は、従来の方法に対し、環境負荷が低く経済性も高いことが特徴としています。


今後は現場試験、市場検証を経て商業化を目指し、果物廃棄物を価値ある資源として活用する循環型経済の実現にも寄与したいとしています。


<参照情報>

IIT Guwahati Scientists Use Fruit Waste to Treat Polluted Wastewater

 
 
 

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