竹、間伐材、剪定枝、野菜くず、もみ殻など、バイオマス系の不要物の処分に困っている地域が増えています。
植物系の廃棄物は処分場で焼却処分するのではなく、炭化することで、処理費を削減し、処分時に発生するCO2を削減することもできます。
また、植物系の不要物を炭化することで、植物が成長する過程で大気中から吸収した炭素を半永久的に固定化することができるため、温暖化対策としてのCO2の固定化の手段としても炭化(バイオ炭)が注目を集めています。
さらに、植物を炭化し、その炭を農地に入れることで、Jクレジット(カーボンクレジット)の対象にもなります。
そこで、炭化に関する基礎レクチャーをはじめ、炭材の準備から火入れ、製炭炉の温度の管理、窯止め、炭出しまで、実際の製炭プロセスを体験いただくセミナーを開催します。
ぜひこの機会に製炭の実務を体験し、炭化の温暖化対策としての可能性について学んでみませんか。
◆前回の様子はこちらからご覧いただけます。
本セミナーに参加する効果
炭材の準備から火入れ、製炭炉の温度の管理、窯止め、炭出しまで、実際の製炭プロセスを体験いただくことができます。
さまざまな炭材で製炭の試験を重ねてきた講師から、具体的なノウハウや注意事項を詳しく聞くことができます。
製炭や導入に関する疑問点を製炭作業中、随時質問していただくことができます。
製炭炉の導入を検討されている方、製炭の可能性についてより広く深く知りたい方にお薦めです。
こんな方におすすめします
バイオマス(植物性)の廃棄物の処理費を削減したい方
処理に伴うCO2を削減したい方
「炭化とは何か」を知りたい方、学びたい方
実際に炭化に取り組みたいけど、何から始めたらいいかわからないという方
製炭炉の導入を検討されている方
カーボン・クレジットの創出・入手を検討している方
開催概要
日 時:2024年5月13日(月)・14日(火)・15日(水)12時まで
※基本的に3日間ともご参加いただきます。
※熱海会場近辺でのご宿泊をおすすめいたします。ご宿泊はご自身でご手配ください。お申込み後にお送りするメールにて、弊社の提携宿の特別申し込みサイトをご案内致しますので、そちらもごご活用下さいませ。
提携宿:ゲストハウスMARUYA
1日目 5月13日(月):10:00~17:00 終了後:学びを深める懇親会(任意)
2日目 5月14日(火):9:00~17:00 終了後:自由時間
3日目 5月15日(水):9:00~12:00 終了後:ご希望の方は質疑などお受けします
★「3日間は行けないけど、概要は知りたい」というお声をいただき、5月13日の初日だけご参加いただけるコースも設けました。1日目のレクチャーと現場の製炭炉を見ていただきながら、製炭のしくみやプロセス全般を知っていただく1日のプログラムとなります。
会 場
①株式会社未来創造部 2階セミナールーム (静岡県熱海市渚町7-5 エムズ熱海ビル)
お申込みいただいた皆様には詳しいご案内を別途お送りさせていただきます
東京駅から東海道新幹線でJR熱海駅まで約45分
JR熱海駅から徒歩約16分、バス・タクシー約10分
参加者数により開催場所を変更する場合もあります。
②製炭場所:笹尻エコビレッジ(静岡県熱海市字笹尻1804-70)
笹尻エコビレッジとは、熱海マリンサービス株式会社が熱海市から土地を借りて、オフグリッド・水道のない環境で運営している400㎡のスペース。製炭炉・4トンクレーン付きトラック・チッパー・パワーシャベルなどを取りそろえて、実際の製炭を行っています。
プログラム内容(予定)
【1日目】5月13日(月)10時~17時頃
10:00-12:00 「炭化とは」@セミナールーム 講師:枝廣淳子
まずは炭化に関する総合的なレクチャーを行います ・なぜ炭化が必要なの? ・炭化とは? ・炭化に関する国内外の動向 ・炭化に関するカーボン・クレジットについて など
「熱海で導入している製炭炉の特徴」 講師:光村智弘
12:00-13:00 昼食@セミナールーム(希望者の方には海鮮丼を用意します)
13:00-17:00 実践編① 講師:光村智弘 笹尻エコビレッジに移動して、実際の作業を体験していただきます
・製炭炉の解説 ・製炭の準備(炭材・燃焼材を入れる手順とセットの方法・炭材の準備)など
17:00-19:00 市内に移動、各自宿泊施設にチェックインなど
19:00-21:00 学びを深める夕食懇親会 (自家製炭で炭焼きナイトの予定!)
21:00 終了・解散
【2日目】5月14日(火)9時~17時
9:00 セミナールームに集合
9:00-17:00
実践編② 終日笹尻エコビレッジにて活動します(適宜休憩あり)講師:光村智弘 ・前日に用意した材料で製炭炉の火入れ
・消煙装置の取り扱い
・温度管理の手法
・チッパー・パワーショベルなどの操作体験
・製炭炉の窯止め など
※昼食は朝出発前までに各自ご用意ください
(レンジや電気は使えませんのでおにぎりやサンドイッチなど)
※夕食は各自自由にお取りいただきます
【3日目】5月15日(水)9時~12時
9:00 各自ホテルをチェックアウトして、セミナールームに集合
9:00-12:00
実践編③ 笹尻エコビレッジに移動して、炭出しをします
・できた炭の確認
・製炭後の炉について
・全体的な質疑応答 など
12:00 終了・解散
終了後:ご希望の方には、質問や導入に向けてのご相談を受けます
講 師:光村智弘
株式会社未来創造部副代表、熱海マリンサービス取締役社⾧。熱海マリンサービスの会社創立30周年の節目となる2020年に、これまで海岸清掃や減災・防災・ECO・健康など、ボランティア活動として実施してきた活動の一部を未来創造部としてスタート。「未来のこどもたちに きれいで楽しい地球を残す」ことを目的に、事業としてより広く、深く、持続可能に展開中。2019年から薪を使ったエネルギー循環や温暖化対策としての炭化・製炭に着目し、2022年7月に移動式炭化ユニット「未来炭化ユニット」を熱海市笹尻に導入。地球の炭素循環のバランスを正すバイオ炭の可能性に期待し、気候変動対策につなげていきたいと考えている。
講 師:枝廣淳子
大学院大学至善館教授、株式会社未来創造部代表、イーズ代表、チェンジエージェント会⾧、幸せ経済社会研究所所⾧。『不都合な真実』(アル・ゴア氏著書)の翻訳をはじめ、企業や地域の持続可能性や環境・エネルギー問題に関する講演、研修等を通じて「伝えること」で変化を創り、しなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。コロナの影響で熱海に長期滞在中、地元のメンバーと意気投合し、未来創造部を設立。ブルーカーボンをはじめとする環境問題や熱海のまちづくり、次世代を育む活動に取り組んでいる。
募集人数:約6名(先着順) (最少催行人数4名)
参加費:55,000円(税込) (学生の方:44,000円 税込)
※初日のみの参加希望の場合 参加費:29,700円(税込)(学生の方:18,700円 税込)
※ご希望の方は、別途下記の実費が必要になります(すべて税込)
1日目 昼食(海鮮丼) お一人 1,650円
1日目 夕食懇親会 お一人 4,400円(2時間、飲み放題付)
3日間を通じて笹尻エコビレッジに往復する交通費(タクシー代)
※参加費に関してはeumo通貨をお使いいただけます。
※個人のご移動費、宿泊代、食費は含まれません
注意点
笹尻エコビレッジでの作業は当日の天候により、プログラムの順番や内容が変わる可能性があります。台風等の荒天の場合は、日程を再調整させていただく場合があります。安全面を考慮して判断させていただきますので何卒ご了承ください。
製炭作業を行う笹尻エコビレッジは、簡易トイレと簡易な小屋はありますが、しっかりした建物はありません。また、貴重品の管理などは各自でお願いいたします。
お申込み方法:以下のお申込みフォームから、お手続きをお願いいたします。
※お申込みいただいた方には、折り返し自動返信メールで参加費のお手続き、宿泊場所のご案内等が届きます。必ずそちらをご確認ください。お送りしたメールは迷惑メールに入る可能性もありますのでご注意ください。(返信メールが届かない場合は事務局までご連絡ください)
※同じ会社や組織からご参加いただく場合、お一人ずつお申込みのお手続きをお願いします。
(御請求書等で参加費のお支払いをまとめてご精算いただくことは可能です。ご希望を備考欄でお聞かせください)
▼お申込みフォーム
https://forms.gle/9jb1UYiJKX8jLd6u5
※初日のみ参加希望の方はこちら
https://forms.gle/B6fsC4s8kJR93uVD9
キャンセルについて:
参加費をお支払いいただいた後にキャンセルをご希望の場合は、以下の規定どおりとなりますのであらかじめご了承いただきますようお願いいたします。
キャンセルされる際は、メール( biochar_contact@mirai-sozo.work)にて、株式会社未来創造部までご連絡ください。返金の際は、下記金額より振込手数料を除いた金額となりますのでご了承ください。
【キャンセル料】
開催10日前~開催3日前まで(5月3日~5月10日):参加費の50%返金
開催2日前~当日(5月11日以降):参加費の全額申し受けます
主 催:株式会社未来創造部・熱海マリンサービス株式会社
共 催:有限会社イーズ
何かご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽に事務局までお問い合わせください。
【お問い合わせ】株式会社未来創造部担当:牧、清水
メール:biochar_contact(@)mirai-sozo.work (@)を@に変えてお送りください
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