米オレゴン州立大学、バイオ炭の恩恵が長期間続くことを示す研究結果を発表
- 5 日前
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オレゴン州立大学は2026年5月、バイオ炭の恩恵とその継続期間に関する研究結果を報告しました。
オレゴン州東部の乾燥地小麦の生産土壌では、有機炭素の減少と酸性化の進行が問題となっています。同大学とワシントン州立大学は、この問題のどちらにも長期的に対処できる方法としてバイオ炭が有効であるかを検証するため、2013年に長期の現地実験を開始しました。10年以上経過し、評価した結果、一度のバイオ炭の施用で、その10年以上の間、土壌の状態が向上し続けたことが分かりました。
バイオ炭を施用した土壌では、pHの上昇によって、成長期の作物に必要な養分が保持・供給されていました。さらに、酸性化の進行にかかわる鉄の溶解度が低下し、カルシウムやマグネシウム、カリウム、亜鉛の水準は上昇していました。
また、本研究によって、バイオ炭が土壌有機炭素ストックを増加させ、その恩恵も10年以上続くことが分かりました。バイオ炭を施用した土壌では、施用していない土壌と比較すると、有機炭素ストックがバイオ炭施用量に応じて95~207%増加していました。
さらに、作物の種類によって差はあるものの、初期収量のデータでは、無機窒素にバイオ炭を組み合わせると、無機窒素のみの場合に比べて作物生産性が向上することも分かりました。
異なる作物やバイオ炭比率で実施したこの現地実験の結果から「バイオ炭は、万能の土壌改良材として施用されるものではなく、土壌の状態、作物が必要とするもの、肥料の管理に合致した場合に、最も良く機能する可能性がある」という実用的な教訓が得られました。
生産者は、このような応用研究から地域固有の情報を得て、農業への公的・民間投資を守る管理上の決定に役立てています。
<参照情報> OSU research shows biochar benefits persist over time



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